外科医を直ちに呼ぶべき腹部救急疾患の御三家 阪ね総合病院 救急外科 伊在井淳子先生
一部のみ列挙
腹部のkiller disease 御三家
やぶれた くさった 血が出た
=消化管穿孔 =腸管虚血 =出血
大腸穿孔 絞扼性腸閉塞 大動脈/内臓動脈瘤
(大腸閉塞・・やぶれそう) ヘルニア嵌頓 破裂。解離
上部消化管穿孔 上腸間膜動脈塞栓症 腫瘍出血(肝細胞がんなど)
NOMI 外傷/特発性(出血傾向など)
その他の炎症など
急死は少ないが、手術やドレナージ、全身管理など迅速な対応が必要な疾患
急性閉塞性化膿性胆管炎
急性壊死性胆嚢炎
重症急性膵炎
穿孔性急性虫垂炎
腸重積
輸入脚症候群
主観的頻度×重症度マップ
多い 急性虫垂炎
急性閉塞性 大腸憩室炎
↑ 大腸穿孔 化膿性胆管炎 骨盤腹膜炎
絞扼性腸閉塞 ヘルニア嵌頓
出血性ショック 上部消化管穿孔
(内科的)
↑ SMA塞栓症
NOMI 腸重積
↑ 重症急性膵炎 輸入脚症候群
すくない 重症 → → 軽症
大腸が閉塞し、やぶれる前段階のイメージ
上行結腸 下行結腸
腫瘍 S状結腸 閉塞性腸炎
直腸 憩室
宿便
この内情を知らずに浣腸をかけたり、腸管洗浄を飲ませたら大変なことになる
下部消化管穿孔
原因 悪性腫瘍 憩室炎 宿便性 特発性など
診断のヒント 便秘と考え、浣腸後に腹痛増悪、板状硬 閉塞の想定なく下部消化管内視鏡オーダー
→下剤服用後に急変 全身状態がみるからに不良 代謝性アシドーシス
CT dirty mass sign(腹腔内に露出した便塊)
腹水、Free air(腹壁直下にないことも)
初療 緊急手術 切除 人工肛門造設など
大腸閉塞
病態 大腸がんによる閉塞が圧倒的に多い
閉塞部位の手前までの大腸(~小腸)が著明に拡張
腸管の拡張による血流障害で潰瘍・壊死を起こす
(閉塞性大腸炎)と破裂の危険あり
診断のヒント 頑固な便秘、腸管拡張が大腸>小腸
腹膜刺激症状・発熱・炎症性反応上昇があれば
閉塞性大腸炎を疑う CTで閉塞部位を推定
初療 左側原因なら経肛門イレウス管挿入や大腸ステント
右側原因なら経鼻イレウス管もあり
いずれも無効な緊急手術
上部消化管穿孔の好発部位
球部前壁 胃角部小弯 大網などで自然被覆され、保存治療が可能な場合がある
穿通では
患者/医師要因で 穿孔 漏れが腹壁直下に到達すると激痛
診断遅延が 腹膜刺激症状や筋性防御が出やすい
起こりうる得る 穿通 発症当初は症状形成後に発熱主訴で
受診することでも
今年最初のゴルフ 大学の同級生と聖丘カンツリー俱楽部で 寒くなくゆっくりまわれ、おいしく昼食を食べ、少し自信が・・(年末年始体調すぐれず体力⇣)
のんびり今年もリハビリゴルフで行こうと思います




2025-01-13 22:30:09
| コメント(0)