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産業医講習会 1月18日

産業医講習会 1月18日

午前の診療を終え、上本町のたかつガーデンへ令和6年学校医・産業講習会に行ってきました

身近な事例から職場不適応、適応障害を知り対処する 精神科医・産業医 夏目誠先生
一部のみ列挙

まず大阪府の事例から・・今後
教育庁は80時間超えた教職員に対しては産業医の面談等実施するとともに
産業医の助言・指導とともに業務の配分の見直し、執行方法の見直し、必要性の見直しの検討
声掛けや面談等を行いだけでは注意義務違反を尽くしていないので学校・会社?側は罰せられる

職場不適応と適応障害の理解
職場ストレス
強い
↑適応障害 (   職場不適合)


→  →   →      
 強い 個人要因   
職場不適合の中の職場ストレスが強く個人要因が少ない場合を適応障害という
職場不適応も2つのタイプに分かれる
1中核タイプ
職場ストレス ↑↑  個人要因
配置転換    ⇐
過重労働
対人関係
昇進など    
  職場側の働きかけが重要 個人や家族への対応も
ドロップアウトタイプ
職場ストレス   個人要因 ↑↑
        ←  性格、行動パターン
           認知のゆがみなど
           プラス個人・家庭のストレス

          生活リズムつくりなどカウンセリングは難しい 家族への働きがけ
今はドロップアウトタイプが増加している
うつ病と適応障害の違い(おおまかな鑑別点)
出勤日と休日に差異が
症状など           うつ病       職場不適応
意欲減退 抑うつ気分     生活全般     職場や仕事関連に
                        (部分的うつ状態)
出勤への不安・焦燥      ない       強い
休日と出勤日         変化ない     休日は楽・好きなことできる
治療的配置転換        
効果は少ない   有効
               抗うつ薬は効く? 睡眠導入薬やカウンセリング必要も

専門医さがしが必要
大阪産業保健総合支援センター ホームページがいい
こころの健康専門家ガイド  条件から検索 うつ病 適応障害 
              カウンセリング 産業医 面談対応 職場復帰支援
              の項目が特にカウンセリング〇産業医〇のところがいいクリニックでは
また短期間で再発例には大阪障害者職業センター 職場復帰支援(リワーク)で
           診療所などでリワークプログラムのあるところへ
例 あるクリニックでの週間プログラム表  1カ月で
             月    火       水      木       金
AM          個別活動  アサーション   STEP1のみ 集団認知    再休職防止
                 (第1・第3)   個別活動  行動療法    プラン
                  過別活動    STEP2のみ
                 (第2.4)   月日目標報告
昼食        
PM          セルフケア  アサーション  グループ  個別活動    再休職防止
                          ミーテング  心理教育    プラン

*アサーションとは?
「アサーション(assertion)」とは、「自己主張」という意味の単語で、相手と対等な立場に立って自己主張をするためのコミュニケーションスキルのこと。相手の主張を否定したり、強い口調で無理に押し込めるのではなく、お互いの価値観を尊重しつつ、自分の意見を的確に言葉にするための方法。
アサーションの考え方は、1950年代に「行動療法」という心理療法の中で提唱され、その後、1960~70年に、アメリカにおいて黒人や女性の権利を主張する人権運動が活発になる中、抑圧されてきた人々が適切に自己主張し、声をあげる方法としてさらに発展を遂げた。そのため、自己主張の苦手な人や立場の弱い人が、相手と対等な立場を獲得するためのスキルが多様に含まれており、現在では日常生活でも活用されるようになっています。
アサーションの意味
「自己主張」の意味を持つアサーションですが、単に自分の意見を口にすることだけを目的としたものではありません。人には平等に自分の意見や要望を意志表示する権利があるという考えのもとに、適切な自己主張をするというのがアサーションの考え方です。昨今では、企業における人材育成だけでなく、学校や医療の場でもアサーションを用いた自己表現のトレーニングが行われるようになりました。

トレーニングでは、率直な自己主張を行いながらも、お互いを尊重することに注意を払います。
自分ばかりが主張して相手の意見を聞かなかったり、相手に気後れして自分のことを後回しにするのではなく、対等で相互的な関係を築くことがアサーションにおける望ましい対人関係です。

*また発達障害が基盤にある人の場合は支援サポーターのいるところがベスト?

 

2025-01-19 02:41:46

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